「立ち上がるときに膝が痛い」「階段の登り下り時に膝が痛む」「寝ている時にも安静の時にも膝が痛い」などのつらい症状。
60歳以上の方で、ヒアルロン酸の関節内注射を1年以上続けても痛みが取れない方。それは変形性関節症かもしれません。
加齢や体重増加、怪我や病気など原因は様々ですが、悪化すると歩行困難になり、日常生活が制限されてしまいます。
初期状態の方には、リハビリでの筋力訓練や飲み薬、注射や装具療法などの保存的治療を行います。それらの治療を行っても痛みが改善せず、日常生活が障害されている方は人工膝関節置換術の適応と考えます。
骨粗鬆症は骨量が減少し、徐々に骨がもろくなり骨の強度が低下し骨折しやすくなる病気で日本人では1280万人いると言われております。進行しても何の症状も無く痛みも少ない為、「沈黙の疾患」と呼ばれ、骨折して初めて気付くことが多い病気です。
当院では腰椎・大腿骨の骨密度検査(DXA法)をはじめ採血等、診断と治療に必要な検査を行っております。
骨密度検査(DXA法)
また骨粗鬆症学会認定の骨粗鬆症マネージャーが5人おり、医師だけでなく多職種での治療体制としております。「骨粗鬆症検査」は保険適応ですのでお気軽にご相談ください。
スポーツ障害とは、スポーツすることで起こる障害や外傷などのことをいいます。
長期的に同じスポーツを続けることにより、体の一定の部位に負担がかかって起こる障害です。成人だけでなく部活が盛んな成長期のお子様にもよく起こる障害です。
重症化すると日常生活に支障をきたすようになるため、早めの正しい処置が大切です。
当院では、スポーツに伴う外傷や障害に対して適切にアドバイスし、手術的治療も行なっております。
当院では「痛みをとるだけでなく、曲がる膝にする」という方針で人工膝関節置換術を行っています。痛みの原因であるすり減った軟骨と傷んだ骨の表面部分を切除して、人工関節に置き換える手術です。
痛みの大きな改善と、早期の回復が期待できます。
手術後のリハビリでは独自の訓練マシーン(Non Gravity Range of Motion Machine)を使用し、痛みを取り除くだけでなく、自然に曲がる膝に戻していくことを目標に行っていきます。手術前の歩行能力によって変わりますが、入院期間は約1か月です。